新年のごあいさつ

はい、みなさん、こんにちは♪

あけましておめでとうございます♪

約1年ぶりという、久しぶりな更新になりましたがっ!

何とぞ今年もよろしくお願い申し上げますm(__)m

ということで、2018年が始まりましたっ!

年末年始には、岩瀧寺にたくさんの皆さまがお参りいただき、ありがとうございました(^O^)/

ブログ管理人である副住職からの長いごあいさつは後にして(長いので…)

取り急ぎ年末年始の岩瀧寺の様子をご報告いたします♪

ブログの更新は滞っておりましたが、みな元気にやっております♪♪♪


昨年、福光からはるばる岩瀧寺にいらっしゃった観音さまもライトアップ♪


滝イルミネーション♪


手水鉢の竹も新しくなりました!


精進のっぺい汁も出来上がり♪


う~ん、美味しそう♪


竹酒(竹で沸かす熱燗の日本酒)もスタンバイOK!


12月31日23時30分 除夜の鐘を撞き始めました♪♪♪


夜遅くに寒い中、たくさんの方が続々と集まってきてくださいました♪


精進のっぺい汁や竹酒のご接待も大忙しっ!!!

バタバタしているうちに、新年あけましたっ!!!

あけましておめでとうございますm(__)m


ということで、新年あけまして0時過ぎに108声目の除夜の鐘を打ち終えたら・・・


新年の幸福を祈る「大般若経転読祈祷」をおつとめしました♪


いい子に育ちますようにm(__)m


住職より、新年のごあいさつ♪


ご祈祷した「お札(おふだ)」と、子どもたちには「お年玉」をお配りいたします♪


今年も素敵な1年になりますように♪


子どもたちへの「お年玉」は、波積地区を托鉢でまわらせていただいた御浄財です♪ いい子に育ちますように♪

はい、ということで夜遅くに、大切な年越しを本当にたくさんの方に岩瀧寺で迎えていただきました♪

たぶん、除夜の鐘を撞き始めて6年目になりますが、一番お参りの多い年越しとなりました♪

お参りいただいた皆さまも、お参りいただけずとも想いを岩瀧寺に寄せてくださいました皆さまも!

本当に本当に有り難うございましたm(__)m

そしてここからは、ブログ管理人(一年ぶりの更新ですが(^-^;)の副住職の

今年一年の抱負を書かせていただきます♪

長いですが、よかったら最後までお付き合いくださいませm(__)m

山内笑声響
(山内 笑声 響き)
(岩瀧寺に笑い声が響きわたり)


満堂皆走回
(満堂 皆 走り回る)
(皆が走り回って喜んでいる)


瑞天観狗子
(瑞天 狗子を観る)
(天上からはいつも仏さまが私たちを見守って下さっている)

仏性有難哉
(仏性 有り難や)
(仏さまのご縁を結ばせていただくこと、なんと有り難いことであろうか)

毎年、新年を迎えるにあたって、漢詩をつくっております。

勉強不足で、漢詩の決まりごとに沿っているか分かりませんが

一生懸命に想いをのせて作らせてもらっております。

去年一年間で、本当にたくさんの方に岩瀧寺を訪れていただきました。

ざっと数えても600人以上の人がここで笑顔をみせてくれました。

「岩瀧寺山門大施食会」

「岩瀧寺の滝お花見ウォーキングまつり」

「タキッズ修行キャンプ」

「炊キッズ修行ランチ」

「除夜の鐘・大般若経転読祈祷」

などなど、行事があるごとに本当に幸せな気持ちでいっぱいになりました。

私は子どものころから岩瀧寺で育っておりますが

子どものころから父親(住職)に、お坊さんになれということは

一度も言われることなく育ってきました。

東京の大学に進学して、たくさんの出会いがあり

その時に改めてお坊さんって素晴らしい

お寺ってとても魅力的な場なんだ

ということに気づき、お坊さんになることを決心しました。

でも、きっとそう思えた背景には、幼少期からお寺で育ち

教えられたわけではなく、お寺で育った経験から、

それこそ毛穴から、仏さまの教えが入っていって

育ってきたからということがあるように今は思います。

仏教の教えに

「一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)」

という言葉があります。

全てのものにはことごとく仏さまの性質がもともと備わっているという意味です。

これは、人間だけの話ではなく、狗子(子犬)などの動物や、草木といった植物にも言えることです。

昔の中国の趙州(じょうしゅう)という地区に、従諗(じゅうしん)というお坊さんがいました。

そこに1人の修行僧が訪ねてきて

「犬には仏性が有るでしょうか、無いでしょうか」

と尋ねます。

この修行僧はこの「一切衆生悉有仏性」という意味を知った上でそのような質問を投げかけました。

それに対して従諗和尚は、

「無」と答えます。

その修行僧はさぞ驚いたことかと思います。

従諗和尚といえば、当時とても立派なお坊さんとして有名であり

「一切衆生悉有仏性」の世界観を知らないはずがないのに

その従諗和尚が「無」と答えたわけです。

犬にも仏性が有るというのが、仏教の世界観なのに「無」と答えられた

どういう想いで、そう従諗和尚は答えられたのでしょうか。

そこには「こだわるな」という想いがあったのかと思います。

従諗和尚は、質問した修行僧が「犬にも仏性あり」ということを知った上でその質問したことを見抜いて

「その教えに、こだわりすぎてはいけないよ」と諭したのではないかと思います。

「仏性が有る無し」にこだわりすぎることが「無し」といったところでしょうか。

誰にでも仏性があるということに、こだわりすぎると

かえってその人の仏性が育たないこともある

もし私の父親が、私が子どものころから、

「お前はお坊さんになる運命なんだ。今からお経をしっかり覚えろ」

といった調子で言われてきていたら、ひょっとしたら今私はお坊さんになっていないかもしれません。

というよりも、私の性格上、たぶん反発して東京あたりで普通の社会人をしていると思います(笑)

お寺に訪れてくれた人たち全員に

「必ず本堂でお参りをしてくださいね」と言ったらどうなるでしょうか。

例えば昨年、「岩瀧寺の滝お花見ウォーキングまつり」には約300人の人が訪れていただきました。

その中には、本堂に入ってお参りする人もいれば、模擬店で美味しい食事を食べるだけの人もいます。

むしろ、後者の方が圧倒的に多いのではないかと思います。

そんな来場者に、お参りを強要すれば

「いや、私はお祭りに来ているだけで、お寺にお参りに来たわけではない。

そんな風に言われるのならば、つまらないから来年からはもう来るのはよそう」

となってしまうかもしれません。

誰もが仏性は備えているのですが、その仏性がどのくらい育っているかは人それぞれです。

だから、「こだわりすぎてはいけない」のです。

「誰しもが仏性があるのだから、お参りするのは当たり前でしょ?」

となれば、お寺にあまり縁のない人には、苦痛不快でしかないかもしれません。

今年の私の目標は

岩瀧寺を訪れる1人1人の仏性の大きさを

ありのまま受け入れて

1人1人が自ら仏性を育てていける環境を整えたい。

ということです。

岩瀧寺が会場になるイベントは今年もたくさん企画しております。

そこには、訪れた人が自ら仏性を育てやすい仕掛けづくりをして参ります。

ふとした時に、仏さまの存在を感じられる仕掛け。

毛穴から仏性を育てる栄養がしみこんでいく仕掛け。

そんな仕掛けづくりをしていこうと思います。

こんな風に言うと、なんだか騙されて洗脳されてしまうのではないだろうかと

思う人がいるかもしれません。

でも、決してお参りを強要するような仕掛けは作りません。

もしその仕掛けが楽しければ、心地が良ければ、味わってもらいたい。

そうでなければ、味わわなければいい。

そんな風に考えております。

また、決して岩瀧寺の檀信徒を増やすためにそんな仕掛けをしているわけでもありません。

ただただ、仏さまの教えが、現代社会を生きていく上で、とっても大切な教えだから。

生きにくい現代社会で、どう生きていけば幸せを日々感じながら過ごせるのか。

その答えが、仏さまの教えにはあります。

だから、少しでも多くの人に、少しでもその教えを味わってもらいたい。

その中で何人かでも、その教えを心地よく感じて、幸せな生き方の道しるべにしてもらえればいいな。

そんな風に考えております。

私個人としては、仏教はとっても素敵な教えなので

もっとガツガツと伝えていきたいと思ってしまいがちなのですが、

「『仏性有り』にこだわりすぎてはいけないよ」

という教えを胸に、焦らずゆっくりと

楽しい心地いいお寺づくりをしていきたいと思います。

まあ、この長いブログを、ここまで読んでくださっている方は、

仏性が大きく育っている方々だと思いますので、

ちょっとだけガツガツ伝えさせていただきますと(笑)

ぜひ、岩瀧寺を訪れた際には、自由に本堂に上がってください。

そして、静かに座って一呼吸。

心を落ち着けてから、心をこめて

ご本尊さまへ合掌礼拝をしてください♪

きっと、穏やかで心地よい気持ちになれると思います♪

以上、本当に長くなりましたが、新年のごあいさつとさせていただきます♪

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました♪

今年も、より一層のご縁をよろしくお願い申し上げますm(__)m

仏性有難哉

合掌

m(__)m

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