あけましておめでとうございます

 

慧日破諸闇

春光照世間

梅芽坐知足

緩暖誘和顔

 

慧日 諸の闇を破り

春光 世間を照らす

梅芽 坐(そぞろ)に足るを知りて

緩暖 和顔を誘ふ

 

 みなさま、あけましておめでとうございます。2011年のスタートですね^-^ 今年もどうぞよろしくお願いもうしあげます。
 さて、写真は今年のわたしの年賀状です。毎年、年賀状に「年頭所感」として、新年の決意的に、漢詩をつくることにしています。今年の漢詩は五言絶句の形式にしてみました。

 

 仏さまの智慧の光は、あらゆる心の闇を破ってくれる。
 新春の光は、まるでその仏さまの智慧の光のように世間を照らして、みんなの心の闇を破ってくれているようだ。
 新春、梅の芽は大きく膨らんでくる。まだ気温も低く、日照時間も短いこの時期に、芽を大きく膨らませるその様子は、まるで何事も欲張らず”足りる”ということを知っているかのようにみえる。
 緩やかな暖かさで満足した梅の芽は、もうすぐ和やかな笑顔のような、きれいな花を咲かせてくれるだろう。

 

 というような、想いを込めてみました。
 人間の世界は、ものが溢れています。この日本ではお腹いっぱいご飯が食べられないということはまず、ありえないのではないでしょうか。生活が厳しい厳しいといいながらも、飢え死にをする人がいるでしょうか。とても恵まれた世界だと思います。
 でも、そんな恵まれた環境にいようが、厳しいと感じるものは厳しいんだと思います。それは、「知足」(足るを知る)を実践するということがとても難しいからです。人間は欲しい欲しいと求めてしまう。そうして欲しいものが手に入ると、満足するかというと、そうではなく、より高い欲求がまた生まれてしまいます。これは人間の本能なのかもしれません。だから、進化をしてこれたのかもしれません。
 ただ、「知足」を実践すれば、毎日の生活が楽になります。幸せがたくさん身近に存在することに気づくはずです。そんな、毎日の生活が送れたらなぁと思って、今年の年頭所感とさせていただきました。

 ゆる~い暖かさだからこそ、和顔になれるのかもしれません。そんな、一年に出来たらいいなと思います。「知足」の実践、難しいですが、なんとかかんとか、やせようと思います。

 

   しょうげん 合掌

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